伊藤知巳写真賞は、写真評論家として幅広く活躍し、また日本リアリズム写真集団の発展にも貢献した伊藤知巳氏の意思と業績を受け継ぎ、2020年に創設した写真賞です。
伊藤知巳について
伊藤知巳さんは1957年アルス「CAMERA」の編集長を経てフリーの写真評論家として独立、写真雑誌各誌で展覧会評、作品批評、作家論などを精力的に発表。1965年に結成されて間もない日本リアリズム写真集団(JRP)に入会し、1972年からはJRPの創造委員長になり、1974年にその写真教育機関として現代写真研究所(現研)を開設、1976年には全国公募写真展「視点」を発足させ、全国80の支部、会員1000人を超す組織とした。この度JRP/現研では、伊藤さんの意思と業績を受け継いで伊藤知巳賞を創設し、1組30点の作品を募集して表彰します。
(記・英 伸三 要約)
応募について
【2022年の例】
- 応募資格:
- 日本リアリズム写真集団会員
- 現代写真研究所在籍/卒業者
- 「視点」入選、入賞者
- 写真作品: 30枚のプリントと説明文
- 受付: 9月1日から9月30日隔年募集
- 発表: 10月中旬 JRP、現研HP、新聞など
- 賞: 賞金10万円、写真ギャラリーへの推薦、写真集の支援
- 選考委員:英伸三 中村梧郎 金瀬胖ほか
伊藤知巳写真賞受賞昨品
第2回伊藤知巳写真賞(2022年)
なかにしみづほ「デュエット」
奨励賞: 久保村厚 「隣の田圃-水番記」
奨励賞: 三木知子 「HIVとともに-ミャンマー 三人の女性の生き方」